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吉祥航空 航路譲らずあわや大惨事に

2011年08月29日
 
【新唐人2011年8月30日付ニュース】主に中国国内線を運行する中国の航空会社、「吉祥航空会社」がにわかに、注目を集めています。飛行機2機が衝突の危険に直面しているにもかかわらず、吉祥航空の機長は管制センターの指示を無視して、航路を譲らなかったからです。
 
8月23日、中国のネットであるニュースが流れます。「吉祥航空が航路を譲らなかったため、危うくカタール航空が墜落するところだった」というのです。カタール航空が「Mayday」という信号を出したのに、吉祥航空は管制センターの指示を無視し、航路を譲りませんでした。カタール航空の便が着陸したとき、5分ぶんの燃油しか残っていませんでした。
 
この「Mayday」は「SOS」と同じで、救助を求める信号です。これは、船あるいは飛行機で重大な危険が発生したことを意味します。
 
その後確認されたところによると、事件は23日ではなく13日に発生していましたが、事件については公表されていませんでした。
 
これに対し、ネットでは「飛行機が飛んで100年以来、Mayday)を聞いても航路を譲らない事件は起きていない。吉祥航空は、民間航空史上初めての歴史を作り上げた」との皮肉が聞かれました。
 
中国東方航空の元副機長、袁勝さんは、飛行機事故は国際的なイメージに直結するため、報道規制が厳しいといいます。
 
中国東方航空 袁勝・元副機長
「飛行機衝突など、空の事故は報道規制が厳しいです。何かあると、すぐにネットを遮断して、記者を入れさせません。そして当局は報道内容を指定します。一部の記者が、上の指示に基づき、報道するだけです」
 
25日、中国のネットには、8月13日に起きた事件の詳細が掲載されました。吉祥航空の内部情報だといいます。
 
これに対し、非難の声が尽きません。「パイロットは無条件に管制センターの指示に従うべきなのに、それを聞かなかった機長は、故意の殺人罪に問うべきだ」
 
中国南方航空・元職員 呉瑞栄さん
「もし本当に飛行機2機が衝突したら、大惨事になります。非常に恐ろしいです。
1機に100人あまり乗れるので、2機が衝突すれば、300~400人が亡くなります。これほどの数ですよ。恐ろしい結末です。」
 
現在、事件の公表を当局に求める声が高まっていますが、24日まで、吉祥航空は、当局が調査中だとの声明しか発表していません。
 
結果がどうであれ、吉祥航空の名声が地に落ちたことは間違いありません。ネットユーザーも「吉祥航空なのに、少しも吉祥ではない。これから君らの飛行機に乗る人がいるのか」とあきれています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/08/27/atext579852.html.-【禁闻】吉祥航空〝不吉祥〞-宁撞机不退让.html
 

 

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